〇従来方式
アイドリング状態(穏やかな空気の流れ)で雫で投入
→拡散し辛い
〇コルトスピード方式
インジェクターを利用し高圧の霧状で投入
→均等に高拡散
【作業工程】
約2時間の作業となります。
①燃料デリバリーパイプへ洗浄剤混合ハイオクガソリン注入パイプを接続
②エンジンを始動し約1時間アイドリングさせる。
以下の燃焼室内全体の汚れを溶かし、剥離させます。
・インジェクター内部
・インテイクバルブ
・ピストン上面
・燃焼室壁
③エンジンオイルとオイルフィルターを交換する。
④完成
対象車種:三菱ランサーエボリューション(CP9A~CZ4A)
車種順次拡大中!
【価格:エンジンオイル交換とのパック価格です】
(洗浄作業+エンジンオイル:Moty's M111+純正オイルフィルター)
〇三菱ランサーEVO10(CZ4A):¥34,500(税別)
①カーボンがこびり付いた燃焼室内
②施工することでカーボンが飴状に溶けていきます。
③溶けたカーボンが吹き飛び消えていきます!
【なぜエンジン燃焼室の洗浄が必要なの?】
おクルマを使用している過程で、同じ車種なのに乗り比べると性能差を感じる事ってありませんか?
当社でもよく施工する「ECUチューニング」などのダイレクトにエンジン性能に響くサービスにおいて、吸排気系やその他のパーツなどの装着されている部品や走行距離などを見るとおおよその性能アップが推測出来るのですが、狙った性能まで到達しない車両があったりします。
当然原因を探るわけですが、殆どの場合がエンジン内部・特にインテイクバルブから燃焼室周辺に燃えカスが一定程度蓄積しています。
ガソリン燃料やエンジンオイルなど、エンジン内部で燃焼する石油製品は「ガム質」「ワニス」「カーボン」などの燃えカスが発生します。
これらが堆積していくと、
・燃焼室内の爆発エネルギーが吸収される(最悪「カブリ」等が発生する)
・各気筒の圧縮数値が不揃いになりエンジンの吹き上がりスピードが鈍る
等の性能劣化を引き起こします。
燃料やオイルは国が定める環境基準に合わせて先の燃えカスが出にくい品質になっているのです。
その分、一挙に蓄積することはなく徐々に蓄積していくので、性能劣化に気付き辛いのが現状です。
また時間をかけて蓄積していくので、その汚れの固着は並みの洗浄成分では太刀打ちできない状況になっています。
それは日々メンテナンスを行い大事に使用していくことで蓄積していく時間は変わりますが、確実に蓄積します。
「この汚れさえなければ、エンジンは本来の性能を発揮できるのに。。。」という結果になるのです。
【この問題への解決は「直接洗浄」しかありません】
この問題を確実に解消するにはエンジンを分解・洗浄するオーバーホールしかありません。
しかしながら時間も費用も多くかかる、なかなか手の出し辛いサービスメニューです。
そこで登場したのが「エンジンの分解を行わない内部洗浄」であり、その中心となるのが「燃焼室を中心とする洗浄」サービスです。
エンジン分解を伴わない燃焼室洗浄サービスはいくつかあり、その代表的なサービスはスロットル弁の後方より洗浄液剤を点滴装置で垂らし入れて行います。
簡易に画期的な効果がありますが、可能ならば解決したい問題もありました。
それは、
・エンジンをアイドリング回転数時に雫状で液剤を投入する為、気化&拡散し辛い。
・サージタンク内から各気筒に“均等”に吸入空気が分配されているわけではない。
です。
つまり、投入している洗浄液剤のすべてが各燃焼室内に行渡るのが困難なので、それを何とか解消し効果をもっと確実にしたいという問題が発生した訳です。
且つて燃料混合器がキャブレターだったころ、マルチシリンダー用にシングルスロットルから4連や6連など各気筒ごとにキャブレターが付き、それでも満足ならず「インジェクター」を使用して電子制御することで現在に至っているように、現在主流の液剤点滴型はまさに初期のシングルキャブレターそのもの原理。
ならば燃料混合器が辿った進歩をお手本にし一挙に「インジェクター」化してみては?という事で誕生したのが本サービスです。
燃料と共に高圧で広範囲に拡散しながら液剤が投入されるので投入された量の分だけ万遍無く行渡り、点滴方式の懸案が払拭することが出来るわけです。
(尚、本サービスはインジェクターからの洗浄液剤投入の為、洗浄範囲はインジェクター噴射範囲以降の吸気経路から燃焼室になります。)
更に副作用として、インジェクター内部も同時に清掃されますので、「インジェクターを取り外して超音波洗浄機にて洗浄する」という従来方式の高価な作業が必要だったインジェクター洗浄がセットで完了してしまいます。
【本サービスメニューはエンジンオイル交換とのセットが必須となります】
本サービスで使用する液剤は、超強力なカーボン除去能力を持つ特殊液剤です。
作業中に極わずかですがブローバイガスと共にエンジンオイルに混じる可能性があります。
そのまま長期に使用するとオイルパン内面側に施されている塗装膜を剥離させてしまうので、施工後にエンジンオイル交換を必須としています。
エンジンオイル交換のタイミングで、是非ご依頼ください。